メタルジグは、海釣りではよく使われるルアーです。金属でできたボディは空気抵抗が少なく100mを超える飛距離をだせることも魅力です。そんなメタルジグの飛距離についてまとめました。
平均飛距離
ショアジギングは、狙うターゲットの大きさとか、釣りをするところによりメタルジグの重さは違います。重い方がもちろん飛距離を伸ばすのに有利ですが、使うタックルバランスにより平均飛距離も違います。一般的なライトショアジギング、ショアジギングではだいたい30gや40g以上のアイテムが使われることが多いです。
30gのメタルジグを使っていたとしたら、70mなどの飛距離では少しものたりなくなることもありますね。
40gのメタルジグの飛距離は?
40gのメタルジグの飛距離は、使用するロッドやラインの太さにもよりますが平均では100m前後になります。100m飛ばせるルアーは少ないのでメタルジグを使うのはメリットです。40gのメタルジグは20gのメタルジグを投げるのと比べると力がいります。
40gのメタルジグに適しているアシストフックのサイズ
メタルジグのフッキング率を高めるために効果的なアシストフックです。取り付けたとき、メタルジグのボディの半分くらいの長さがよいといわれています。それ以上長くなるとアシストフックがトレブルフックに絡まります。
また、40gのメタルジグに取り付けるアシストフックで注意したいところがハリの太さになります。ブリやサワラなどの魚は引きが強いので細いアシストフックだと折れてしまう場合もあります。そのため太めのアシストフックを選ぶことがおすすめです。
飛距離を伸ばすロッド
飛距離を伸ばすためのロッドについてご紹介します。
〇ロッドの長さ
ロッドの長さは、飛距離に大きな影響があります。当然長い方が遠心力は強くなり、メタルジグをリリースしたときの初速が速くなるメリットがあります。ロッドが長くなりすぎてしまうと、スイングスピードが遅くなって、必要以上に長いロッドは逆に飛距離が低下する原因になることも。
〇ロッドの硬さ
パワーもショアジギングでは飛距離に影響します。
やわらかいロッドの場合
弱い力でも安定していて飛ばしやすいですが、重いジグやスイングスピードが速い場合には向いていません。
高反発なロッドの場合
重いジグやスイングスピードを上げた場合に飛距離が伸びます。しかし、ロッドを曲げ込めない人には使用しにくいです。
ロッドは柔らかすぎても硬すぎても使いにくいということになります。重要なのは使用するメタルジグの重量に対し、ロッドの反発力にある程度の余裕があるものを選びましょう。
リール選び方
〇大きいリールを選ぶ
小さなリールを選んでしまった場合は、ラインが放出されていったときにスプール怪が極端に小さくなりそうになると、ラインが出ていくときにスプールエッジにラインが強く当たってしまって飛距離が落ちます。だから小さいリールよりは、ある程度大きいリールを選ぶのがおすすめになります。
飛距離を伸ばす方法
飛距離を測る
飛距離を伸ばしたい場合は、現在の飛距離を把握しておきます。飛距離を測るには、計測器を使う、リールの回転数で測定するという方法があります。
〇計測器を使う
計測器は、リールの回転数で測定するよりも正確な飛距離を把握することができますが、リールの回転数で測定する方法なら、大体の飛距離を把握できます。
〇リールの回転数で飛距離を測る
リールの回転数で飛距離を測定する方法は、キャストしたら海中に沈む前にルアーを回収します。そのルアーを回収するときにリールを何回まわしたのかカウントします。リール1回転で何センチ巻き取れるかということになります。
ペンデュラムキャストで投げる
飛距離を伸ばすには、ペンデュラムキャストという方法が必須です。ショアジギングで求められるのは正確なポイントへのキャストではなく、より遠くまでキャストすることなのです。
ペンデュラムキャストの方法
〇たらしの長さ
たらしを長くとりすぎてもキャストしにくくなるので、バットガイドにたらしを調整するとキャストしやすいです。
〇ロッドをテイクバックさせる
ロッドをテイクバックさせてジグの重みが乗る感覚はなかなか初めての場合は難しいです。ジグの重さで竿先がしなる瞬間を見てからのほうがよいでしょう。
〇ロッドエンドを持っている手を引く
キャストした瞬間にロッドエンドを持っている手を引くことでさらに飛距離がアップします。
後方の確認
ペンデュラムキャストはたらしを長めにとる方法なので必ず後方の確認をしましょう。
キャスト時のロッドの角度
キャストをするとき、ロッドの角度は基本オーバーキャストでよいですが、飛距離を出す場合は、オーバーキャスト〜サイドキャストの間にある斜め45度だと飛距離はもっと伸ばせます。正確なポイントにキャストするのはオーバーキャストがよいですが、体を回転させる力を活かせません。斜め45度の角度でキャストすると、体をひねる横回転の力を活用できるので飛距離が伸びるのです。
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